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指導流派について
この道場では、神変自源流と天眞正自源流の二つの流派を指導しております。この二つは流派の成立と継承において密接な関係にあり、同じ根を持つ武術であると考えられます。
当道場では表流派として神変自源流を稽古しますが、稽古者の能力に応じて適宜天眞正自源流の技法も指導していきます。
それぞれの特徴をよく学びつつ、自分の剣を確立することを目指していきましょう。
神変自源流とは
神変自源流は幕末において薩摩で創始された居合の流派です。
天眞正自源流を学んだ上野種左衛門教宜が、これまで家伝としてきた上野新陰流の技法とミックスさせ、独習可能な居合術として独立させたものです。
自源流の圧倒的な速さに新陰流の老獪さを組み合わせつつ、居合特有の端正な動作を身に着けることができます。
天眞正自源流とは
天眞正自源流は、1508年に瀬戸口備前守政基が創始した、居合・剣術・長刀・槍などを網羅した総合武術です。薩摩において、名高い示現流を分派として正面に立て、陰に隠れるかたちで、本来の在り様を色濃く残しつつ継承されてきました。
長い歴史に醸成された変幻自在の太刀筋と、代名詞ともいえる「神速」のスピードは、現代でも健在です。
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